一番安い「レクサス新LX」が気になる!
2025年3月6日、レクサスのフラッグシップSUV「LX」が一部改良を受け、新たなフェーズへと進化を遂げました。
今回の改良のトピックのひとつとして、LXとして初めてハイブリッドシステムを採用した「LX700h」が導入されたことが挙げられますが、一方で最も安価なベースグレードである「LX600」には、どのような装備や特徴があるのでしょうか。

一番安い「レクサス新LX」が気になる!
一番安い「レクサス新LX」が気になる!LXシリーズは今回の改良によって、これまで以上に多彩なグレードを展開しました。
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ガソリン車としてベースグレードの「LX600」には、5人乗りと7人乗りの2タイプが用意され、価格は1450万円から。
続いて「LX600“OVERTRAIL+”」が1490万円から設定されています。
さらに、4人乗りの最上級グレード「EXECUTIVE」も引き続きラインナップされており、価格は2000万円からの設定。
そしてハイブリッド車のLX700hも同様に5人乗りと7人乗りが選択可能で、価格は1590万円から。
さらに「LX700h“OVERTRAIL+”」が加わり、オフロード志向の装備と専用デザインで個性を主張します。
ハイブリッド車で最も高価なグレードとなったのは「LX700h EXECUTIVE」で、2100万円からの設定。
このように、走行性能・環境性能・デザイン志向など多様な視点で選択できるラインナプが揃った中でも、「LX600」は最もスタンダードなモデルとして、多くのユーザーにとっての入り口となるグレードに位置付けられています。
最も安い「レクサスLX」はどんな装備?
LX600のボディサイズは、全長5100mm×全幅1990mm×全高1885mmで、ホイールベースは2850mm。
高級大型SUVに相応しい堂々たる存在感と室内空間の余裕を兼ね備えています。

最も安い「レクサスLX」はどんな装備?
最も安い「レクサスLX」はどんな装備?外観デザインには、新世代レクサスのデザイン言語を導入し、新型スピンドルグリルがフロントに圧倒的な力強さと一体感をもたらします。
また立体的な造形と冷却・整流効率を両立させたグリルデザインは、機能美そのものと言えるでしょう。
インテリアでは「Tazuna Concept」による操作系レイアウトを採用。ドライバーが最小限の動作で直感的にクルマを操れる空間を実現しました。
インパネには、上下2画面構成の12.3インチ+7インチのデュアルディスプレイも標準装備され、視認性と操作性の両立が図られています。5人乗り仕様は荷室の広さが特に際立ち、日常の使い勝手も良好です。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力415馬力・最大トルク650Nmを発揮。
これに10速ATを組み合わせて、高速道路から悪路まで滑らかかつ力強い走行感を楽しめます。
そしてベースグレード「LX600」は先述のように5人乗りと7人乗りの2タイプから選択可能。ラグジュアリーなSUVでありながら、ファミリーユースにも対応する柔軟なパッケージングが魅力です。
そして今回の一部改良により、「LX600」にも様々な変更が加えられました。
まずフロント部分の剛性が強化されたことで、操舵時の安定性が向上。新開発のキャブマウントクッションによって車体への振動伝達が減少し、乗り心地がより快適になりました。
さらに、電子制御サスペンション「AVS」の改良によって、路面に応じた減衰力の調整が一層滑らかになり、上質な乗り味が実現されています。
装備面では、12.3インチのフル液晶メーターが新たに採用され、情報の視認性と表示の美しさが向上。加えて、フロントシートにはリフレッシュ機能が加わり、長距離ドライブでも快適性が保たれるよう工夫されています。
安全面では、「Lexus Safety System+」の機能拡充が図られ、「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」が追加されました。周囲の環境やドライバーの状態に応じてサポートが行われるこの機能により、日常の運転時にもより高い安心感が得られるでしょう。
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このように、レクサス「LX600」はフラッグシップSUVのLXにおいて最もベーシックな位置付けでありながら、内容はベースグレードとは思えないほど充実した、まさにフラッグシップに相応しいものとなっています。
高級感、走行性能、安全性すべてを高水準で実現しつつ、5人乗り・7人乗りの柔軟な選択肢も備えた「LX600」は、レクサスが誇る高級SUVの入り口でありながら、その実態はLXの魅力を最もお買い得に満喫できる万能モデルと呼べる存在なのかもしれません。