「ランドクルーザー300」と「LX600」、兄弟車種の違いを徹底比較！
トヨタが誇る本格SUV「ランドクルーザー」シリーズは、1951年に誕生して以来、耐久性と走破性を極限まで追求してきました。
アフリカや中東、オーストラリアなどの過酷な環境でも活躍し、信頼性の高さからさまざまな国で重宝されています。
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モデル誕生依頼モデルチェンジを重ねながら進化し続け、現行型である「ランドクルーザー300」（以下、ランドクルーザー300）も、その伝統を受け継いでいます。
トヨタ「ランドクルーザー300」（写真上）とレクサス「LX」（下）
一方、レクサス「LX」シリーズは、ランドクルーザーの堅牢な基本構造をベースに、高級SUVとして進化したモデルです。
初代LXは1996年に北米市場で誕生し、トヨタのSUV技術とレクサスのラグジュアリー性を融合させたクルマとして開発されました。
ランドクルーザー譲りの優れたオフロード性能に加え、上質なインテリアや先進装備を搭載し、高級SUV市場において確固たる地位を築いています。
現在販売されている「LX600」は、その最新モデルであり、走破性とラグジュアリー性をさらに高めた仕様となっています。
そんなランドクルーザー300とLX600は、同じプラットフォームを共有する兄弟車でありながら、それぞれ異なるコンセプトを持っています。
ランドクルーザー300とLX600は、ともに3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載しており、最高出力305kW（415PS）、最大トルク650Nmを発揮します。
なお、ランドクルーザーには、最高出力227kW（309PS）、最大トルク700N・mの3.3L V6ツインターボディーゼルエンジンを採用したモデルもあります。
トヨタ「ランドクルーザー300」
一方、LX600には、ディーゼルエンジンの設定はありません。両モデルともに10速オートマチックトランスミッションを採用し、滑らかな加速と高い燃費性能を実現しています。
デザイン面では、ランドクルーザー300は堅牢さと機能性を重視した外観で、オフロード走行を意識した力強いデザインが採用されています。
一方で、LX600はレクサスのスピンドルグリルを中心とした洗練されたデザインが特徴で、高級感と先進性を強調しています。
ボディサイズや乗車定員にも違いが
車両のサイズにもわずかな違いがあります。
両車ともに全長およそ5mの大きな車格を特徴としていますが、ランドクルーザー300に対してLX600は全長が100mmほど長い設計となっています。
レクサス「LX」
内装に関して、ランドクルーザー300は5人乗りと7人乗りの設定があり、実用性と快適性を兼ね備えています。内装素材や装備はグレードにより異なりますが、全体的に耐久性と機能性を重視した設計となっています。
一方、LX600はランドクルーザー300と同様の5人乗りと7人乗りに加え、4人乗りの「EXECUTIVE」仕様が設定されています。
4人乗りモデルでは、後部座席に独立したシートを配置し、リクライニング機能やオットマンを備えるなど、最高級の快適性を追求しています。
また、内装には高品質なレザーや木目調のトリムが使用され、ラグジュアリーな空間を演出しています。
価格面では、ランドクルーザー300のガソリンモデル「ZX」グレード（7人乗り）が730万円（税込）からとなっています。
ディーゼルモデルは若干高価で、「ZX」グレード（5人乗り）が760万円（税込）からとなっています。
一方、LX600は標準モデル（5人乗りおよび7人乗り）が1250万円（税込）から、「EXECUTIVE」仕様（4人乗り）が1800万円（税込）からとなっており、大きな違いがみられます。
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ランドクルーザー300とLX600は、同じプラットフォームを共有しながらも、エンジンのバリエーション、車両サイズ、デザイン、内装の豪華さ、そして価格帯において明確な違いがあります。
ランドクルーザー300は、オフロード性能と実用性を重視したモデルであり、ディーゼルエンジンの選択肢も提供しています。
一方でLX600は、ラグジュアリーな装備と洗練されたデザインを特徴とし、高級SUVとしての地位を確立していると言えるでしょう。
