23/04/2025 · 5 ヶ月前

アウディ史上最良のCd値を達成した、第6世代のA6セダン登場


アウディ史上最良のCd値を達成した、第6世代のA6セダン登場

アウディが新型「A6セダン」を公開した。2025年3月発表の「A6アバント」同様、マイルド・ハイブリッドを主に搭載するICE(内燃機関)モデルだ。

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アウディ内燃エンジン車、史上最良!

エクステリアは、空力性能を追求し、Cd値はアウディのICE搭載車史上最良となる0.25を達成した。フロント・マスクは、フォー・リングスを際立たせたシングル・フレーム・グリルや、細身のヘッド・ライトを採用。エア・カーテン機能による整流効果を最適化する大型サイド・インテークやフロントのリフトを低減するスポイラーも組み込まれた。

リアまわりには、スリムな横型テール・ライトの下に、車幅いっぱいに伸びるライト・ストリップと、車体の左右両端を指す矢印のように光るブレーキ・ライトを配置。全体的に曲線的なリア・エンドは空力性能を配慮した形状で、ワイドなディフューザーと相まって、空気抵抗とリフトを低減する。

インテリアは遮音性を先代比で最大30%向上。ドアやウインドウのシールはよりタイトになり、トランク・リッドのシールも風切り音の大幅な低減に貢献。タイヤには、吸音材が設置される。

パワートレインは、204ps/400Nmの2リットル直4ディーゼルと367ps/550Nmの3リットルV6ガソリンが、いずれもMHEVプラスと呼ぶマイルド・ハイブリッド仕様で、モーターによる24ps/230Nmのアシストに加え、駐車時や低速での取り回し時には電動走行も可能。減速時のエネルギー回生性能は、最大25kWだ。

エンジンとトランスミッションのマウントブッシュは刷新され、スムースな乗り心地と静粛性に寄与する。ディーゼルはFWDと4WD、V6ガソリンは4WDのみの設定だ。

またモーターを介さない204ps/340Nmの2リットル直噴ターボも、FWDのみのエントリー・グレードとして用意される。ミラーサイクルと可変ジオメトリーターボを備え、効率やレスポンスを高めたユニットだ。

オプションでは、アダプティブ・エア・サスペンションを設定。通常のサスペンションより車高が20mm低い上、ダイナミック・モードを選ぶとさらに10mmダウンする。そのほか、4WS機構も追加可能だ。

価格は5万5500ユーロ(約890万円)から。デリバリー開始は、2025年夏を予定している。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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